木の年齢を知るにはどうするのですか?
−ムサビーと一緒に勉強しよう!−




−いろいろある方法−

 みんなにもできそうな方法が一つあるよ。アカマツ、クロマツ、
モミなどのように、1年に1段ずつ枝を出して成長していく木は、
枝の段数と枝が枯れ落ちた後の傷を数えるんだ。しかし、この方
法は、木が太ってきて傷痕が消えてしまうと使えないんだ。
 一番正確なのは、木を根元から切り倒して、切り株の年輪を数え
る方法だよ。日本のように四季がはっきりしている国では、毎年一
つずつ年輪ができるんだよ。ただし、この方法は熱帯の木には使え
ないんだ。
 熱帯の木は1年中成長を続けているので年輪ができないんだ。
 木を切り倒さなくてもよい方法もあるんだけど、実際にはいろい
ろ問題があるんだよ。例えば、X線で木の中の年輪を数える方法が
あるんだけど、機械が重いので持ち運びが大変だし、あまり太い木
はまだ測れないんだ。
 また、木の中に含まれる放射性炭素の放射能を測っておよその
年齢を知る方法もあるんだけど、これはよほど老齢の木ではないと
応用できないんだ。日本で最長寿の木といわれていた屋久島の縄
文杉は、この方法では2200年から5000年の間と推定されたんだよ。



−年輪ができるわけ−

 木の幹や枝や根の皮の内側には形成層という組織があって、こ
れが木の固い部分(木部という)をぐるりと取り囲んでいるんだよ。
形成層は春になると盛んに細胞分裂をして、内側に木部になる細
胞を作り、木部の太りに合わせて形成層自身も大きくなっていくん
だよ。
 成長の盛んな春から夏にかけては、形が大きく、膜の薄い細胞
が作られるだ。成長の衰える夏の終わりには、小さくて膜の厚い
細胞が作られて、秋には成長が止まるんだ。
 春から夏に作られた木部は色が薄くて、夏以後に作られた木部は
色が濃く見えるんだ。こうして毎年一つずつ色の濃い輪が増えてい
くので年輪というんだよ。



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