どうして森の中に道を作る必要があるのですか?
−ムサビーと一緒に勉強しよう!−




−森林をよくするための道−

 30年から40年前まで、人里離れた山奥で木を切ったり、植えたりなど
の山仕事をする人々は、山の中に小屋を建てて、何十日も家を離れて
不便な生活をしながら仕事をしなければならなかったんだ。山の中に
車の通れる道が無かったからなんだ。
 そのころ植えた木が、今枝打ちや間伐などの手入れを待っているん
だ。手入れをしてやらないと、強い風や大雪に負けない丈夫で立派な
森林にならないからなんだ。
 山で働く人が少なくなってきているのに、仕事はたくさんあるんだ。
仕事を能率的に進めるためには林道が必要なんだよ。また、山火事
を防ぐ見回りなど、森林を災害から守るためにも道はなければなら
ないんだ。



−もっとよくしたい林道−

 急斜面の山でする仕事は、重労働のうえ危険なんだ。安全で能率的に
仕事をするには、これまで人手でしていた仕事をできるだけ機械を使う
ように変えていかなければならないんだ。
 特に、木を切ったり、運び出したりする仕事は、重くて大きいものを扱
うから、力が強く性能のよい機械が必要なんだ。
 機械を使って人手不足を無くし、働く人々が安心して作業ができるよう
にするためには、大型の機械も楽に走れる道路を作らなくてはならない
んだ。
 日本には現在約12万`の林道があるけど、広大な森林の手入れを
したり、見回ったりするには、まだ十分ではないんだよ。

−人々の暮らしにも役立つ道−

 日本の道路は最近よく整備されて、高速道路や国道など幹線の他に、
県道、市町村道などの地方道がすみずみまで網の目のように張りめぐ
らされ、立派に舗装されているんだ。地方道の他には、もとは林道であっ
たものも多く、現在の林道と合わせて山村の人々の日々の暮らしや森
林を訪れる都市の人々にも役立っているんだよ。



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