木材はどんな使われ方をしてきましたか?それはなぜですか?
−ムサビーと一緒に勉強しよう!−




−昔から使われてきた木材−

 人間が木を使い始めたのは、おそらく人間がこの地球上に現れたこ
ろからで、獲物を追う棍棒や体を温めるためのたきぎなどに使ったと
思われるんだ。
 そのうち住まいやいろいろの道具も作るようになったんだ。日本では、
6000年以上も前の遺跡から、木で作った漁具や農具、櫛なども発見さ
れているんだ。このころすでに木をそれぞれの性質に応じて使い分け
ることを知っていたんだって。
 こうして木を使いなれてきた人間は、やがて立派な宮殿や寺を作るよ
うになり、世界最古と最大の木造建築物である法隆寺五重の塔や東大
寺大仏殿を残してくれました。そして、立派な建物ばかりでなく、船や桶・
樽など暮らしに必要ないろいろなものが木でつくられたんだよ。


−使いやすく、広い用途−

 木材の特徴は、大きさの割には軽くて丈夫ということなんだ。これは大き
な建物などを作る材料として大変使いやすいということなんだって。
木材の使用量が一番多いのは建築材としてなんだ。
 そのうえ、木材は適度にやわらかく、切ったり削ったりしやすいので、家
具、建具、指し物、彫刻などの材料としてたくさん使われてきたんだ。また、
音に共鳴したり、やわらかく反射する性質を利用して、ピアノ、ヴァイオリ
ン、ギターなどの楽器が作られ、最近は音楽ホールの内装にもたくさん使
われているんだ。適度にやわらかく弾力もある性質は床板に適しており、
激しい運動をする体育館の床には必ず木が使われているんだよ。
 引っ張る力に対して強いのは木材が長くて丈夫な繊維でできているか
らなんだ。この性質を利用して、木材を薬品で煮て繊維を取り出し、紙を
作るんだ。
紙の消費量は文明のバロメーターといわれているらしいけど、日本では
木材の消費量の約1/3が紙を作るのに使われているんだ。



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