海岸にはなぜマツ林が多いのですか?
−ムサビーと一緒に勉強しよう!− |
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−荒地に強いマツ−
マツの仲間は、養分の少ない土地でも生きていける木で、特
にマツは乾燥や潮風に耐える力が強いんだ。どうしてこんな所
に、と思うような海岸の岩の上にマツが生えているんだ。しかし、
砂浜のマツ林のほとんどは人が植え育てたものなんだ。
これらのマツ林は、普段は人々の憩いの場所となっているん
だけど、いざという時には津波を防いだり、砂や潮風の害から農
地や住宅を守る働きをしているんだ。
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| 海岸林(山形県) | 砂浜に植えられたクロマツ(新潟県) |
−風と砂を防ぐために−
大きな川の河口付近には砂丘があるんだ。昔は、これらの地
域では、海からの強い風に吹き飛ばされた砂が、田畑や人家を
埋めるなどの被害がたくさんあったんだ。
吹き荒れる砂嵐はすさまじいもので、家の中で寝ていても、朝
起きたら髪の毛の間に砂が入りこんで頭がザラザラになったと
か、旅人が道を見失い行方不明になったとか、そのひどさを物語
る記録があるんだよ。
砂の害から田畑を守り、人々を貧しい暮らしから救おうと、砂丘
にクロマツの苗を植え始めた人たちがいたんだ。今から約300年
も前のことなんだ。それ以来、何代にもわたり、多くの人々が苦心
に苦心を重ねて現在の海岸林を作り上げたものなんだね。
−海岸林の作り方−
砂丘地帯を空から見ると、海岸に平行して何本ものクロマツ林
の帯が見えて、その間の砂の安定した所は豊かな農地になって
いるんだ。
そして、波打ちぎわの最前線では今なお続けられているんだ。
まず海岸線に沿って長い長い垣根を作るんだ。そこに砂が溜
まって小さな砂の丘ができて、風を弱めるんだよ。その内側に、
葦簾(よしず)の垣根で四角形の囲みをたくさん作って、その中
にクロマツを植えていくんだよ。砂が飛ぶのを抑えるために、草
の種を蒔いたり、肥料になる木を植えたりもしているんだよ。
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