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穂の国森づくりの会

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趣 意

【趣意(NPO法人設立趣意書より)】
 本会の活動は、主に、かつて「穂の国」と呼ばれた東三河流域圏で取り組まれます。
流域の動脈をなす河川の流れは、水源森林に貯えられた水を源流とし、その水量と水質は、地域の自然環境と生活環境、そして湾海の豊かさを左右しています。
森林はまた、急峻な山地の崩壊を防ぎ、木材を産出し、動植物の生息地となり、CO2の吸収源となり、人々の憩いの場ともなっています。
このかけがえのない森林を将来にわたって保全し、持続的に活用していくには、森林の恩恵を肌で感じとれる流域単位での取り組みが欠かせません。
一方、人類はいま、大量生産・大量消費・大量廃棄の環境破壊型システムから、持続可能な循環型システムへの転換を目指して、地球規模での挑戦を始めています。 産業先進国に住む私たちの責任は、ひとしお重大です。
私たちは、循環型社会の実現に、流域の森づくり活動を通して貢献したいと考えています。森林が、循環型社会の形成にはかり知れない役割を 果たすだろうと確信するからです。私たちは、そのことが同時に、森と共に生き、森の中で生活文化を形づくってきた先人の伝統に新しい光を当てて、地域社会の誇りと活力を復興する社会活動に結びつくことを願っています。
環境問題をはじめ、社会が直面しているあらゆる重大テーマは、いまや市民、企業、行政の実体あるパートナーシップぬきには解決できない時代となっています。自由意思と自己責任の原則にもとづく市民活動が、社会発展に果たすべき役割と責任は、いよいよ重大になると思われます。私たちはその自覚に立って、ここに、特定非営利活動法人穂の国森づくりの会を設立するものです。

【目的(定款第3条より)】
 本会は、かつて穂の国と呼ばれた東三河の森林の公益性と豊かな伝統を確認し、流域市民、企業、行政のパートナーシップのもとで、東三河の森林の保全、育成、再生等を通じて循環型地域社会の実現を図ることを目的とする。